マ
『マインズ・アイ』
ダグラス・ホフスタッター、ダニエル・デネット·現代
心・自己・自由意志を思考実験で探る編著アンソロジー
哲学
この著作について
計算機科学者ダグラス・ホフスタッターと哲学者ダニエル・デネットが1981年に編集した心の哲学アンソロジー。心・自己・自由意志・チューリングテストといった難問を、27本の短編・エッセイ・思考実験で立体的に照らし出す画期的論集である。
【内容】
ボルヘス「もうひとつの私」、トマス・ネーゲル『コウモリであるとはどのようなことか』、デネット『我かく思う』、スタニスワフ・レム、ジョン・サール「中国語の部屋」(原型)などを収め、各篇末には編者二人による「考察」が付く。物語と論考を交互に配置し、読者自身に問いを強く投げ返す構成になっており、心の哲学入門書の代表例として世界中で読まれている。
【影響と意義】
「中国語の部屋」、チューリングテスト、シミュレーション論など現代認知科学・AI哲学の主要論題の多くが、本書を通じて一般読者に伝播した。ホフスタッター『ゲーデル・エッシャー・バッハ』の姉妹編とも位置づけられる。
【なぜ今読むか】
AIが「心を持つか」を問う現代に、40年以上前から準備されてきた思考実験の蓄積は今なお最良の出発点。