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不動智神妙録

ふどうち しんみょうろく

沢庵宗彭·近代

剣禅一如を説いた沢庵から柳生宗矩への書簡的法話

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武道

この著作について

臨済宗大徳寺派の禅僧・沢庵宗彭(たくあんそうほう、1573〜1646)が、将軍家剣術指南役の柳生宗矩に与えた法話的書簡をまとめた書。

【内容】

「不動智」とは、何かに執着して止まることのない、自由に働き続ける智のことである。剣の使い手が敵の太刀に心を奪われれば、その場に心が止まり次の動きが鈍る。逆に、心をどこにも留めず万物に働かせ続けるとき、技は自然に動き出す。仏法の「無心」「平常心」と剣の達人の心境はひとつである、と論じる「剣禅一如」の思想がここで語られる。手の柔らかさ、足の運び、目の付けどころと心の動きを切り離さずに語るのが特徴である。

【影響と意義】

柳生新陰流の精神論を支える古典として武道家に読み継がれ、鈴木大拙《すずきだいせつ》禅と日本文化はじめ近代の禅文化論にも繰り返し引かれている。

【なぜ今読むか】

集中と緊張のなかで心を縛らないという普遍的主題を、極めて短い文で受け取れる。

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