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孤独なボウリング:米国コミュニティの崩壊と再生

こどくなぼうりんぐ

ロバート・D・パットナム(柴内康文訳)·現代

ソーシャル・キャピタル衰退を実証した名著

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哲学

この著作について

米国における社会関係資本(ソーシャル・キャピタル)の長期的な衰退を、膨大なデータで実証した名著である。原著は2000年刊、邦訳は柏書房から2006年4月に刊行された。A5判692頁におよぶ大著である。

【内容】

ボウリング人口は減らないのに、リーグや仲間で集う社交が激減した。この奇妙な現象を入口に、パットナムは20世紀後半の米国における地域組織、教会、市民活動、政治参加、家族の食卓などへの関与が一斉に減退していく過程を、調査統計、世論調査、加入者データを総動員して描き出す。原因として世代交代、テレビ視聴、郊外化、共働きの増加などが検証され、結びでは21世紀型の関係資本を再生する具体策が提示される。トクヴィルがアメリカに見いだした結社の活力が、いま空洞化しつつあるという問題意識が全篇を貫いている。

【影響と意義】

本書は社会関係資本概念を学界外にまで広めた決定的著作であり、政策論議でも頻繁に参照される。日本でも地域コミュニティ研究、孤独・孤立対策の議論で必須文献となっている。

【なぜ今読むか】

オンライン化と単身世帯化の進む現代社会で、人と人のつながりが何をもたらすかを問い直すための基礎文献である。

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