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五輪書《ごりんのしょ》

ごりんのしょ

宮本武蔵·近代

二天一流の極意を地水火風空の五巻で説いた兵法書

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武道日本

この著作について

剣豪宮本武蔵(1584?〜1645)が晩年、肥後の霊巌洞に籠もって書き上げた兵法書。1645年の死の直前に弟子に託された。

【内容】

「地」「水」「火」「風」「空」の五巻からなる。地の巻は兵法の大綱と二天一流の概要を示し、水の巻は構え、目付け、足遣い、太刀筋など個人技の心得を、火の巻は合戦における駆け引きと敵を制する戦略を、風の巻は他流派の構えや太刀筋の検討と批判を、空の巻は心と技が一つになった澄み切った境地を語る。一貫するのは、生死の場面で実際に勝つための実戦的合理性である。

【影響と意義】

剣術の指南書を超えて武士の生き方を示す古典として、新渡戸武士道鈴木大拙《すずきだいせつ》の禅と日本文化論など武道精神論の議論に繰り返し引かれてきた。20世紀後半には経営戦略書としても海外で広く読まれている。

【なぜ今読むか】

極限の集中と判断の心得を、簡潔な日本語で読むことができる。

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