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ボードリヤールという生きかた

ぼーどりやーるといういきかた

塚原史《つかはらふみ》·現代

翻訳者による評伝兼批評の総合的入門書

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哲学

この著作について

ボードリヤール研究と翻訳の第一人者である塚原史《つかはらふみ》が書き下ろした評伝兼批評。NTT出版ライブラリーレゾナント010として2005年に刊行された。

【内容】

生い立ちと前半生から思想形成期の歩みをたどり、対象論・消費社会論・五月革命をめぐる距離の取り方・シミュラークル論・湾岸戦争論・9.11論・現代芸術との関わり・日本との往還まで、ボードリヤールの仕事の全貌を有機的に編み直す。長年の交流に基づく一次情報と、主要著作の精緻な読解が両輪となり、難解とされる思想家を生身の人間として立ち上がらせる。各章末には塚原自身の翻訳作業のエピソードが挿入され、思想と訳文の双方を味わう構成となっている。

【影響と意義】

日本語で書かれたボードリヤール論として最も総合的な一冊であり、初学者から研究者まで参照される定番文献となっている。著者の長年の研究と翻訳実践が結実した、伝記と思想入門の理想的な融合といえる。

【なぜ今読むか】

ボードリヤールの仕事を時系列で追体験できるため、断片的に流通する刺激的な概念を生涯の文脈に置き直して理解できる。塚原自身の歩みも投影されており、思想を生きるとはどういうことかを考えさせる。

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