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世界はなぜ「ある」のか

せかいはなぜあるのか

ジム・ホルト·現代

現代の哲学者・科学者へのインタビューで存在の謎を追ったルポ

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哲学科学

この著作について

アメリカの哲学ジャーナリスト・ジム・ホルト(1954〜)が2012年に刊行した『Why Does the World Exist?』の邦訳。ニューヨーク・タイムズなどに執筆してきた著者が「なぜ無ではなく何かがあるのか」という根源的な問いを追跡したノンフィクションである。

【内容】

ライプニッツの「充足理由律」が提起した「なぜ無ではなく何かがあるのか」という問いを軸に、現代を生きる代表的な哲学者・物理学者・神学者・小説家へのインタビューを行う。アドルフ・グリュンバウム、リチャード・スウィンバーン、デイヴィッド・ドイッチュ、スティーヴン・ワインバーグ、ロジャー・ペンローズ、デレク・パーフィット、ジョン・アップダイクら多彩な思想家との対話を通して、宇宙論・量子力学・神学・倫理・文学を横断する答えと反論を編み合わせる。著者自身の母の死をめぐる省察も挟まれ、抽象的な問いと個人的な経験が交差する叙述になっている。

【影響と意義】

哲学・科学・宗教を分断せずに語る一般読者向け哲学ジャーナリズムの優れた成功例として、英語圏で広く読まれた。日本語訳でも分析哲学の問題群を一般読者に開いた稀有な著作として評価される。

【なぜ今読むか】

専門化された議論を一冊で横断して、最も根源的な問いに自分自身で取り組むための入口となる現代の良書である。

この著作で扱う問い

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