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『ティク・ナット・ハンの幸せの瞑想』
てぃく・なっと・はんのしあわせのめいそう
ティク・ナット・ハン·現代
禅僧ティク・ナット・ハンが、プラムヴィレッジのマインドフルネス実践を日常の場面ごとに示す
文化・宗教
この著作について
ベトナム中部に生まれた禅僧ティク・ナット・ハンが設立したプラムヴィレッジで行われているマインドフルネスの実践法をまとめた本である。日本語版は島田啓介・馬籠久美子訳で、2022年7月に徳間書店の「TOKUMAソウルライブラリー」から出た。副題は「マインドフルネスを生きるプラムヴィレッジの実践」で、サンガから出ていた旧版に最新のプラクティスを反映させた新版である。刊行は著者が同年1月に亡くなった後になる。
【内容】
本書のいうマインドフルネスとは、今この瞬間に気づくことである。歩く、座る、働く、食べる、話すといった日常の行いがそのまま実践につながるという考えに立ち、実践法を示す。章立ては「日常の実践」「食べる実践」「体を使う実践」「人間関係とコミュニティの実践」「様々な実践」「子どもと一緒にする実践」の6章である。章題から、実践の場が食事や体の動き、人間関係、子どもとの時間にまで及ぶと分かる。
【影響と意義】
版元の紹介では、プラムヴィレッジはヨーロッパを代表する仏教の僧院であり、瞑想センターでもある。本書はそこで実践されている方法を伝えるもので、書店の内容説明は瞑想の実践教科書と位置づける。著者は禅僧であるとともに平和・人権運動家、学者、詩人でもあり、百冊を超える著作はエコロジーや政治、共同体の形成、地球倫理にまで及ぶ。
【なぜ今読むか】
版元の紹介は、この方法をGoogleなどの世界的企業も取り入れているとし、瞑想を知りたい人や実践してみたい人が最初に手に取る本として勧める。食事や人間関係、子どもとの時間など場面ごとに、プラムヴィレッジの実践を確かめられる。