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パイドン

プラトン·古代

魂の不死とイデア論を論じたプラトンの対話篇

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哲学

この著作について

ソクラテスが毒杯を仰ぐその日の獄中を舞台にした、プラトンの代表的対話篇。死を前にしてなお穏やかに哲学し続ける師の姿そのものが、一つの論証になっている。

【内容】

弟子たちが集まった牢獄で、ソクラテスは魂は死後も存続すると語り出す。中心にあるのは、魂が不滅だと言える根拠を四つの角度から示す議論である。正反対のものは互いから生じるという原理、人は学ぶ前から知っていたものを想起しているという説、目に見えない魂は身体と違って分解されないという類比、そして永遠のイデアにあずかる魂の本性。議論の背景でイデア論が展開され、最後はソクラテスが静かに毒杯を受ける場面で閉じる。

【影響と意義】

霊魂の不滅をめぐる哲学的議論の原型を作り、キリスト教神学の魂観やデカルト心身二元論にまで流れ込んだ。西洋における「魂とは何か」という問いは、ここから始まる。

【なぜ今読むか】

「哲学とは死の練習である」というソクラテスの言葉が、議論の中身と最期の振る舞いの両方で体現される。死を直視する知のあり方を、物語として味わえる。

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