「
『「ネガティブな感情」の魔法』
ねがてぃぶなかんじょうのまほう
ブレネー・ブラウン·現代
「不完全さの贈り物」をテーマにした自己受容のセルフヘルプ古典
心理
この著作について
テキサス大学のソーシャルワーク研究者ブレネー・ブラウン(1965〜)が2010年に刊行した『The Gifts of Imperfection: Let Go of Who You Think You're Supposed to Be and Embrace Who You Are』の邦訳。
【内容】
十年以上の質的調査をもとに、自分自身を「ありのまま」受け入れて生きる人々(ホールハーテッドな人々)に共通する十の指針を整理する。「完璧であろうとすることを手放す」「他者と比較することをやめる」「自分の脆さ(vulnerability)を抱きしめる」「遊びと休息を取り戻す」など、自己批判の負のスパイラルから抜け出す具体的な姿勢を、研究結果と著者自身の物語、読者への問いかけを交えて語る。完璧主義を「自己防衛の鎧」として捉える視点は本書の核となる洞察である。
【影響と意義】
ブラウンのTEDトーク「脆さの力」は5000万回以上再生され、『勇気を出して』『立ち上がる力』など連作のセルフヘルプ本シリーズの基礎を成した。心理職・コーチング業界での標準的参考書となっただけでなく、企業研修や教育現場でも広く活用されている。
【なぜ今読むか】
「もっと頑張らねば」が痛みになっている読者に、力を抜いて自分自身に戻る具体的な手引きを与えてくれる。